整形外科 おすすめ教科書紹介⑨
整形外科 おすすめ教科書紹介⑧
若手向けのおすすめ教科書紹介の第8弾です!
[関節のMRI]
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整形外科領域で必要となるMRIの知識がすべて詰まった名著。
ページ数の関係で、第三版からは脊椎の項目が削除されてしまいましたが、その分、四肢関節の内容がアップデート・ボリュームアップされています。
解説
この書籍は、実際のMRI画像とにらめっこしながら、辞書的に使用されることが多いと思われます。
辞書として使用する上で秀逸な点は、MRI画像の説明だけでなく、その疾患の簡単な臨床所見、単純レントゲン/CTなどの副次的所見も多く記載されていることです。
普段見慣れていない部位のMRI所見を確認するとき、そのよう記載が非常に有用になります。
MRI画像を一心不乱に見ていると、つい画像所見だけで診断してしまいたくなりますが、臨床所見の記載があると、そのような気の迷いも軌道修正することができます。
また、完全に網羅されているとは言い難いですが、遭遇したら非常に困る腫瘍分野の記載も十分です。
MRIで苦手な分野がある若手の整形外科医にとっては、お守りになるような書籍だと思います。
ぜひ読んでみてください。